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愛人 ラマン/恋人・ラマンのQMのレビュー・感想・評価

3.0
林芙美子の「浮雲」きっかけで昔のベトナムがみたくて同じくらいの時代かな?と思ったけどこれは1929年、浮雲は終戦直前だから結構開きがあった。

善人がいない。最後のシーンなんて、語りは泣いたと言ってるけど笑ってるように見えた。子どものようにも大人のようにも見える主人公、役者がいいのか撮り方がいいのかわからないけどヒロインみがある。原作のデュラス視点では"ティーン時代を過ごしたベトナムでの異国人との短い恋の話"といえば聞こえは良いが、China man視点では人種差別の蔓延る地で白人様の金目当ての少女にたかられる話。

映像の芸術性と美しいサイゴンの街並みを楽しむ映画。
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