監督 ジェームズ・ディアデン
マット・ディロン
ショーン・ヤング
自身の野望の為に殺人すら厭わず、資産家の姉妹に近づいていくアプレゲールの青年の犯罪を描いた、アイラ・レヴィンのデビュー小説にして傑作推理小説を映画化したスリラー。
原作は自分の中でベストに入る傑作に位置づけているミステリー。
初めて読んだ時の衝撃は忘れられず、色あせた文庫本は未だに本棚に飾ってある。
しかし、この小説のトリックを映像化することはやはり不可能だった。
原作を少し改変したのも魅力が半減した感じで残念に感じました。
ただ、主人公を演じたマット・ディロンは流石だった記憶、魅力的でありながら冷酷な青年役は嵌まり役でした。
あまり書けば原作のネタバレになりそうなので我慢しますが、本作については、まず原作を読んでから見る事を強くお勧めしたい一本、素晴らしいミステリーです。
鑑賞日 1992年頃 VHSにて