これほどの傑作とは。『ハッピーアワー』もそうだが、どうやら濱口竜介作品は俺のツボである(現段階で観たのはまだ2本だけど)。そしてまたこれほど観る人の生に入り込んで来る作品もそうはない。皮膚に直接突き…
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やばい。
奇跡のような明け方の工場での抱擁。脚本として極まった上で圧倒的に美しい映像が重なり、映画でなければならない理由が詰まっている。
バストアップの連続で些細な表情の変化が雪崩のように襲って…
あ、そうか、この感じ、どこかで見たことあると感じたのだが、この作品、ウディ・アレンの映画に近い感覚だ!
ガーシュウィンの『3つの前奏曲 第2番』を使ってもいるし。
たとえば、アレンの『マンハッタ…
明け方のシーン、本当に美しくて、こういう瞬間があるから人生って素晴らしいし人間は美しい、って思った 愛とか恋について全然よく理解できない人間なんだけど、いろんな感情が複雑に絡まり合って恋愛感情はでき…
>>続きを読む彼らは彼らの中から来る、言葉にできない何らかの感情に突き動かされて行動する。そして、後からそれに何らかの引っかかりを感じ、その感情とその引っかかりを理解するために足掻く。
人との関係なんてそうある…
基本的に顔のアップを多用される作品で、近年の濱口作品とは違い、ドキュメンタリックな映像感は持ち込まれていない。
たどたどしいズームやパン、それらは在学中に撮影されたということもあって、中々に拙い。
…
映画館で一度観て以来、
2度目の鑑賞だった。
卒業制作らしさを感じる部分が全く
なかったわけではないが、もう既に
この時点で監督の描きたい世界が
あらかじめ、というよりほとんど完璧な
くらいに描け…