しゅん

8月の終わり、9月の初めのしゅんのレビュー・感想・評価

8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)
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同時代的金銭問題と恋愛の相克をテーマに置きながら、継続と断絶を同時に意識させるのがアサイヤスの特徴か。まだ三本しかみていないので確かなことは言えないが、一貫したナラティブとブラックアウトを繰り返すシーン編集の対比には非常に興味深いものがある(トークではその辺りの撮影・編集の分析に突っ込んでほしかった気持ちある、割とゆるゆるな監督賛美だったので)。
マチュー・アマルリックの顔の説得力とTシャツ・ネルシャツを極めてカッコよく見せてしまうバランスの良さは天下一品。ヴィルジニー・ルドワイアンはやはり若い頃のビリー・コーガンに似ている。
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