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8月の終わり、9月の初めのeigajikouのレビュー・感想・評価

8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)
5.0
「アンスティチュ・フランセオリヴィエ・アサイヤス特集2019」
人が亡くなる映画で久々にポロポロ涙が出た。
自分が登場人物たちが生きてる世界にここまで没入できた作品は滅多にない。
マチュー・アマルリック、ジャンヌ・バリバール、ヴィルジニー・ルドワイヤン、
フランソワ・クリュゼの主要な登場人物はもちろんのこと、
キュートすぎるミア・ハンセン=ラヴ(16歳の!)や、
アレックス・デスカス、ナタリー・リシャールなどの『イルマ・ヴェップ』でもいい脇役してた人たちがみな愛おしく思える。
本作のアサイヤス監督ティーチインの日はフィルメックスと被っていたためお話し聞けなかったのが本当に残念。
アサイヤス監督自ら監修したデジタルリマスター版は、16ミリフィルム撮影(本作はドニ・ ルノワール)の映像表現を忠実に再現しているのだと感じた。
(明る過ぎ、パキッとし過ぎで違和感あるデジタルリマスターって時々ある)

16ミリ低予算シリーズ
『冷たい水』(1994)
『イルマ・ヴェップ』(1996)
『HHH:侯孝賢』(1997)
『8月の終わり、9月の初め』(1998)
(この4本を数日のうちにスクリーンで見られた幸運)
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