らくだG

花の詩女 ゴティックメードのらくだGのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読、ドリパスにてファイブスター物語(劇場版)視聴済みという現況です。特に問題は感じませんでした。おもしろかった!

しかし、前日にファイブスター物語見たばかりだったので、キャラデザにちょっとショックを受ける…。男も女もまつげバシバシで儚げ美人だったのに…。原作漫画の絵の変化に合わせてこうなったのでしょうか?まぁ作者が監督なので作者の意向はばっちりなのでしょうが。

ストーリーは、面白くはないですね。詩女が都へ行く道を旅するという設定や舞台はものすごく良かったのですが。襲ってきたやつらを撃退!→敵の正体がわかったぞ→解決!解散!の流れがよくわかりませんでした。敵は、2人?ほどやられただけでもう撤退してしまうのですか。

でも!でも!好きですこの映画。何と言ってもメカニック類の素晴らしさ。
まずベリン御一行の乗る船。サナギのような有機的な曲線の美しさ。白を基調としたカラーリングなので後で出てくるドナウ帝国の黒い船との対比で映えますねぇ。

そして!ゴティックメードですよ!(MHじゃないんだ?ファティマは?と思いましたがそのへんは色々あるらしいので考えるのをやめました。)
中々登場しないので、満を持して!ものすごい起動音とともに登場!したときは鳥肌が立ちました。音、すごいですね。全部の挙動に音がある。
そしてデザインすげーーー。なんとまぁ呆れるほど優雅。作中でも言われている通り「人を殺すための兵器」としてはまったくの無駄な美しさです。イヤリングしてましたよ。カイゼリン。腰なんかそんなに細くてどうするの。はー好きです。もっと見たかったなぁ戦闘シーン。でも戦闘が少ないのがこの作品のテーマですよねきっと。本当に平和そうな星でした。

あとは川村万梨阿さんの声がよかったですね。Twitterで永野護先生も仰ってましたが「声質がいい」と。ベルトーチカやクェスのイメージがあったのでびっくりしましたが、やさしくてかつ芯のある気の強いキャラが似合いますね。歌声も大変素敵でした。

追記
漫画を少し読んでFSS入門してから2回目を見てきて評価を3.5→4.5にあげました。
なんでかわからないけど2回目のほうが染みた…。よかった…。
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