にっきい

花の詩女 ゴティックメードのにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
女性は全員ヒラメ顔。

永野護の『ファイブスター物語』のスピンオフとして撮られた作品。
公開当時は子供とDVD見るのが映画を見る主な手段で、劇場には殆ど行ってませんでした。
たまたま10周年記念リバイバルやってるのみつけて観てきました。

詩女の最初の公務は聖都ハ・リへの旅、って話し。
これが撮られた時点では本筋の『ファイブスター物語』が休載中だったのでスピンオフ扱いでしたが、その後今作の設定を取り入れて、年表にも今作の事件が追加され正史になったようです。
それまで戦闘用ロボットをモーターヘッド(MH)、生体コンピュータをファティマと呼んでたのを、それぞれゴティックメード(GTM)とオートマチック・フラワーズと呼ぶようになり、デザインまで変えてしまったので最早同じ機体には見えませんが。
茜の大地・惑星カーマインの次期詩女ベリンは都行の儀式を行う事になった。
その道中をテロリストが狙っていると言う情報を得て、惑星連合評議会から護衛の任務をドナウ帝国の第三皇子トリハロンが任されるのだが、それは単に詩女を狙った単純なテロではなく…、って話し。
詩女は代々の詩女の記憶を受け継ぎ、困ってる人に助言を与え、平和で国を治めようとする存在。
一方ドナウ帝国は強大な軍事国家で第三皇子のトリハロンもウォー・キャスター(騎士)と呼ばれる存在。
考え方の全く違う2人が反目しながら、相手を知る事で徐々に相手を認めていく王道展開。
元々メカニック・デザイナーの永野護が原作、脚本、監督、絵コンテ、レイアウト、原画まで担当してるので、やたらとメカニックだけを魅せるようなシーンがありました。
肝心のGTM同士の戦闘は、ラストに1回有るだけ。
しかも実力差があり過ぎて瞬殺。
もうちょっと戦闘シーンが観たかった。

実はこの日、朝から出かけて3本映画観たかったんですが、町内の用事でどうしても午前中は出掛けられず2本に変更。
で2本目は違う作品観るつもりだったんですが、劇場で今作やってるの気付いて変更しました。
今作、なんと12K解像度で作られてるため自宅のTVではオリジナルの解像度での視聴が不可能。
なのでソフト化もされていないので劇場でしか観ることが出来ないのです。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年11月6日
鑑賞回:18:35〜19:55
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN5 Z-2
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:70分
備考:割引
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