松山千春さんが歌手としてデビューする
までの経緯を初めて知りました。さらに
彼が生まれ育った北海道の足寄をあしょ
ろと読むことも恥ずかしながら同様です。
松山さんの才能を見いだしてくれた恩師
の様な存在との出会いが無ければきっと
歌手「松山千春」は誕生しなかったので
しょう。性格に難があった彼を根気よく
見守り続けたひたむきな心が胸を打ちま
す。暴走しかねない荒馬を手なずけ乗り
こなすカウボーイ。はたまた共に喜びや
苦しみを味わう実の兄の様にも映りまし
た。とにかく松山さんにとってなくては
ならない存在だったのです。二人が紡い
だ強い信頼関係が松山さんがスターへと
歩む道のりを切り開いたと言っていいで
しょう。「この人なら信じられる」そう
思える人と出会えるかどうかで人生は大
きく変わる。特に迷える若い世代には自
身の歩むべき先に正しくリードしてくれ
る道しるべが必要なのです。
最後のコンサートの場面でボロボロに泣
きました。自然発生的に巻き起こる観客
の合唱、松山さんの切ない思いをみんな
感じ取ってくれたんだ。もうなんとも言
えないこの一体感。やっぱり音楽ってそ
してライブってなんて素晴らしいのかと
改めて思いました。