ナツミオ

テイラー・オブ・パナマのナツミオのレビュー・感想・評価

テイラー・オブ・パナマ(2001年製作の映画)
4.0
DVD鑑賞
久しぶりの再鑑賞

ボンド俳優のピアース・ブロスナンが、ボンドとは真逆の情けないスパイを演じている。

2020/4/29再鑑賞
昔より評価が上がりました。
これは、面白いです!
レビュー追記、スコア3.8→4.0へ

2001年米作品
監督 ジョン・ブアマン
原作・共同脚本・製作総指揮 ジョン・ル・カレ
出演
ピアース・ブロスナン(007シリーズ5代目ボンド)
ジェフリー・ラッシュ(英国王のスピーチ)
ジェイミー・リー・カーティス(トゥルー・ライズ)
ブレンダン・グリーソン(ハリー・ポッターと炎のゴブレット)
ダニエル・ラドクリフ(ハリーポッター)

英MI6の諜報員アンディ・オズナード(ブロスナン)は、今までの女癖の悪さから中米パナマへ左遷される。
主な任務は交通の要衝パナマ運河の管理権が米よりパナマ政府へ返還後その政情を探ることであり、情報提供者として目を付けたのは、現地で洋服店を開いている仕立屋ハリー(ラッシュ)だった・・・

ル・カレ原作のスパイ・サスペンス作品だが、実は夫婦の絆、嘘と真実の対比をも描いている。

ブロスナンが女癖が悪く左遷された諜報員アンディを演じる。ボンド役と真逆のキャラで面白い。
ただ、情報収集し、仕立屋ハリーの弱みを見つけ言葉巧みに接近し、協力者にさせてしまうくだりは、原作ル・カレが元MI6という経験値が生かされている。

情報提供者ハリーの情報で事態は最悪の方向へ転がっていく‼️

ストーリーも面白いが中でも、
英スパイのアンディは糞野郎だが、きっちり情報を得るために畑を開拓する仕事振りと、英大使館員同僚女性をモノにする手の速さは恐れ入る。

また、ハリーの妻ルイーザ演じるジェイミー・リー・カーティスの演技の上手さ。
アンディの誘惑も上手くかわすところのタイミングとセリフは、監督絶賛の本人アイデア。
この人、「トゥルーライズ」でシュワちゃんの奥さん役を演じた方。最初は地味な妻から、だんだん垢抜けた色気ある女性に変わる演技でファンになった。
しかも往年のスター、トニー・カーティスの娘さん!

あと、ハリーとルイーザの2人の子供は、ハリポタ1作目主役のダニエル・ラドクリフ!
最後にハリーがルイーザに告白するシーンでポッター君の演技が光ります。
娘役はブアマン監督の実娘。
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