はっぴー68

ゴジラVSビオランテのはっぴー68のレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
3.6
銃撃戦、超能力少女、バイオテクノロジー、スーパー兵器と盛りだくさんの内容でした。飽きないのはよいのですが、少々とっ散らかり過ぎのような。この映画で深みがある唯一の人物は、禁断の研究によってビオランテを生み出してしまう白神博士なので、彼にフォーカスしたストーリーだったら、もっと面白かったのではないかと思います。
怪獣のデザインは今見てもなかなか良いです。本作のゴジラはゴジラらしいゴジラです。ビオランテのデザインはオリジナリティがあふれていて、しかも怪獣らしいところが素晴らしいです。
現実離れした兵器が出てくるよりも、現実に存在する兵器で戦う方が私は好きですが、この映画の「スーパーX2」は、サンダーバードメカっぽい感じがして悪くなかったです。
今から35年前、平成ガメラの6年前、1989年の映画ですから、今見ると映像がしょぼいところはあります。しかし、公開当時にこれを観ていたら魂を撃ち抜かれていたかもしれません。