140字プロレス鶴見辰吾ジラ

イベント・ホライゾンの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)
4.0
【ここではないどこかへ】

乱気流の先に見える禍々しく映る「イベントホライゾン」の文字。摩訶不思議なテーマパークの入口の如く。

何故、本作が“カルト映画“と評されたかがわかった気がする。目を潰したい気持ちは誰だってあるだろう。

論理など跳躍して構わないと思いたい日常に対して、自身の闇をテーマにした本作の敵?いわば自身の内面の恐怖、罪悪感。そして今自身が置かれた現状、現実。これから赦し、逃れるために「ここではないどこか」が必要なのだと思う。