この映画はレザーフェイスが殺人鬼ではなく、ソーヤー家に置いてのヒエラルキーが常に一番下であり、そのトップにいる兄によって人を狩りに行き解体することを指示されているという点が非常に面白い。
レザーフェイスはそれを分かっていて兄達のいう事を素直にきき、結果、人殺しになってしまうのだが、レザーフェイスも又被害者なのではないか?というのが、この映画のもう一つの注目点なのだ。
そしてそれが改善されることもなく、シリーズ通してこの設定を続けていくところ。こちらも注目点といえる。
最大の注目点はソーヤー家とは何なのか?お前誰?何してんの?が全く視聴者に伝えてこない点。
これはオリジナル1作目から一貫しているもので、最大にして最高の注目点といえようぞ。
この、お前誰?がスラッシャー映画では非常にホラー点なのだ。
何故なら、誰だか分からん奴に何だか分からんけど、殺されそうになってるよね?!
というのが最高に怖いから。
それが悪魔のいけにえでは成功している。
シリーズ2ではややコメディチックな点もあるっちゃああるが、やはりお前誰?は貫き通しており、やはりそこがなくっちゃあ悪魔のいけにえじゃない!!と思うのであったよ。