ホラーは「怖い」だけしゃなくて、「楽しい」が紙一重になっていることを象徴する映画。
確かに前作同様、陰気な雰囲気は所狭しに漂っているが、スラッシャー映画が途中から(いい意味で)訳分からなくなって暴走する様は本作が金字塔?
ゴア演出は具体的になっているもののグロいでかたづけてしまうには勿体ない何かがある!
またストーリーものであるからか、あの狂気のソイヤー一家に親近感が湧いてしまう笑。レザーフェイスは実は人間味に溢れてたり、長老のファインプレーだったり、家族に振り回される長兄だったりと見どころは豊富。
一方で主人公側(今作はメインで二人)も良し。
デニス・ホッパー演じる復讐に燃えるレフティは半ヤケクソ感がたまらなく、チェーンソー屋では見事な暴走力を発揮する。また女主人公ストレッチは、案の定キャーキャー役になるも、恐怖を乗りこなしてからは、ファイナルガールに恥じない活躍。そしてラストは圧巻!