しめちく

スタンド・バイ・ミーのしめちくのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.6
多感な思春期時代の出来事を、大人になって子供が産まれても覚えていられるって素敵なことだなと思う。
なんでもないけどなんでもなくない、小さな町しか知らない12歳の子供たちにとっては人生を変えるほどの2日間。クリスとコーディはどこか達観していて、これからのことや自身のことを話し、テディとバーンはまるきり子供でたわいのない話で盛り上がる。どちらもあの世代の子供が持ち合わせるごく普通の感情で、そのひとつひとつがキラキラと輝いていて美しい。

あの頃からずっと付き合いのある友達なんてもうほとんどいなくて、大人になってからの友達の方が多くなってしまったけど、なんでもないことでめちゃくちゃ笑ったり隣町に行くのでさえドキドキしたり、そんな些細だけど一生忘れないだろうことを改めて思い出せる作品だった。
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