こどもの頃金曜ロードショーでみてから、数十年ぶりに金曜ロードショーで見直した。
正直な気持ちをいうと、誰もが思い当たりそうなノスタルジーな気分や景色を流す雰囲気系映画だと思っている。
それぞれの人物の背景にドラマがあるんだろうけど、そのドラマは彼らの冒険の中には絡められず、ほとんどが人物同士の「ぶっちゃけ話」として観客に知らされる。
「急に話しだして泣きすぎだろう」と思うところが何個かあるんだけど、聞いている人物が「わかる、わかるよ」みたいな態度なもんだから、何かこっちまで丸め込まれた感が生じて引っかかりが残る。
最後にベン・E・キングの曲がかかれば、ノスタルジーは補完される。少し話がスカスカなのを、ここでまた誤魔化された気分にはなる。