さく

スタンド・バイ・ミーのさくのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.5
午前十時の映画祭にて鑑賞。恐らく過去に3回は見てるはずなのに、いつもの「見てる側から内容を忘れる力」を発揮して、初見みたいな気分で味わえました。

以下、ネタバレを含みます。

ということで、内容は「仲の良い子供たちが歩いて旅に出て例のものを発見して帰ってくる」くらいにしか覚えてなかったのですが、
ヒルにチンコ噛まれるシーンで「これだ!」と思い出しました。

これは映画に限らずですが、「それを見た時の自分、年齢、環境、経験等」によって、印象は大分変わってきたりしますね。
本作も、「アレ? こんな映画だっけ?」みたいに思いました。

例えば、昔見たときは子供たちの冒険の方にしか興味がいってなかったのに、「あー両親との関係こんなだったっけ」とか、「あるいはこれはスティーブン・キングの子供時代をモチーフにしてる?」とか(知らんけど)、テディの父親との関係とか、今の自分に刺さる部分というのは学生の頃に見たときとは大分違うわけです。

帰り道、線路の上を4人で歩きながらそのバックで表題曲が流れる…という勝手な印象を持っていたが、そうではなかった。

時間がいくらあっても足りゃしねえところはありますが、新作を追うだけではなく、
過去に見てきた映画を見返すというのもまた良いですね。
さく

さく