おかもも

スタンド・バイ・ミーのおかもものレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0
【感想】
見終わった後に満足感のあるとてもいい映画でした。
思い返してみるとストーリー自体は「田舎町の4人の男の子たちが、行方不明の男の子の死体を探しにいく旅」っていうとてもシンプルなものなんだけど、そのシンプルさが逆に視聴者を惹き込んでいるのかなとも思いました。
不必要なPlot、キャラクターがいない分、見ていて疲れなかったし、ついていきやすかった。シンプルイズベスト。
あと、不必要なものがない分、所々でキャラクターの心情が大きく変化するシーンとか、入ってくるMEに自然と吸い込まれてた。
4人の男の子たちのお別れシーンとか将来についての描写があっけなく終わりすぎて物足りなさを感じてたんだけど、大人視点から見た人生てこんなものなのかなと考えさせられる(大人ななら共感する)のかなと思いました。

【印象に残ったシーン】
クリスが号泣するシーン
正義感が強く、周りがガキっぽいことをしていたり、些細なことで喧嘩していても、一歩引いた視点で彼らに注意を促していた彼が号泣するシーンが印象に残りますた。
印象に残った理由は以下の3つかなと思います。
①クリス自信がこのシーンの前に正義感を演出しとくことで、こんな子でも抱えているものはあるんだなというギャップによるインパクト
②クリス自身のセリフや、劣悪の象徴とも言える兄の存在で、彼の家庭環境を視聴者が想像し、共感しやすいようにPlotが置かれていること
③4人の中でもゴーディとクリスだけは他とは違う強固な友情があり、彼にだけ打ち明けられる秘密もありそうと視聴者に刷り込んでたこと

とてもいい作品でした。
おかもも

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