ようた

スタンド・バイ・ミーのようたのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
3.3
1時間半と短めでスッキリとした内容の割には存在しないどこか懐かしい記憶も刺激される印象深い作品だった。大人になったゴーディが少年の日の思い出を振り返り書き留めていくという形で進んでいくこの物語においてのナレーションはTom' midnight gardenにおける手紙のように物語を俯瞰した視点で進め、登場人物の心情を描いていく点で活かせそうだなと感じた。

[印象に残ったシーン]

・ゴーディとクリスが今後について話し合うシーン
・テディが父親を馬鹿にされてキレるシーン
最初の4人それぞれの印象は結構過激な悪ガキであんまり好きになれなかったけど道中でそれぞれの背景だったり、考え方が見えてきてすごい親近感を感じた。ゴーディとクリスに関してはガキ大将でただ悪いやつだなと思ってたクリスがゴーディに対して友達思いのアドバイスをするところも意外だったし、自分の境遇に涙するシーンも印象的だった。テディが父親を馬鹿にされてキレるシーンもそれまでただ嫌なやつだなぁと思ってたやつが琴線に触れて感情的になるのがテディにも親近感が湧き、1人の子供だなと感じたため印象的だった。総じてギャップを感じたところが印象的に感じた。
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