このレビューはネタバレを含みます
四人の不遇な子供達が死体を探す旅に出る物語。ゆったりと物語は進みますが、綺麗で印象的なシーンが多く、子供時代を思い出すような作りになっていて良かったです！
死体を探すという子供にとって大きな出来事で人生を変えようとする彼らの姿は大人とは違う子供の思考をよく表していました。ラストの仲の良かった子供達が疎遠になっていく様子は非常にリアルで、あの時しか味わえない青春を感じさせてくれるようでした。
死体を探り当てたが英雄になろうとはしなかった子供時代と友人の死を小説のネタにしてしまう大人時代の対比が素晴らしくもあり、残酷でもある非常に良くできた素晴らしい作品でした！
