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スタンド・バイ・ミーのgのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0

『彼女のいない少年にとって 友達はなによりも大切』

もう一番心にきたセリフ!!!これって殆どの青春コメディに欠かせない要素のひとつじゃん!モテないから、女の子(男の子)とイチャイチャできないから、友達とつるんで馬鹿なことをする。つまらないように思えても、実はかけがえのないその時間をキラッキラに描くのが青春映画じゃん!!!だから「そばにいて」なのね!!!(という周知の事実に今更気付く) 。良作の青春映画の数々は、スタンドバイミー精神を脈々と受け継いだお話だったんだな〜と改めて思った。あとはジョンヒューズ映画おなじみの「僕を忘れないで」精神も。

『子供時代は二度とこない』
『だがバカは一生続く』

はい!!!二番目に心にきたセリフ!!!もうこれってブロマンスコメディ映画に欠かせない要素のひとつじゃん!子供時代に秘密基地を作ったり、行ったことのない裏道に入っていったりするあの冒険心を持てるのは、本当に子供時代の特権みたいなもので、それを得るために大人たちは馬鹿なことをして思い出してみる。大人たちが友達と悪ふざけしている映画を観て感じる羨ましさや微笑ましさ、ノスタルジーはそこからきてるんだというのを、見事にセリフにした一言。

こういう青春ものの映画って、「そばにいてほしい」という気持ちから「でも一人で歩いてみるよ」という気持ちになっていく成長の過程を描いているのがとても心地いいし、後味も良い。(そこで「そばにいてほしい→そばにいるよ」ってなっていく映画も、それはそれで最高なんだけどね〜)

でも最後に清々しさだけで終わるわけじゃなくて しっかり子供時代の尊さを感じさせる切ないセリフを流すことで、さらに心がえぐられる。
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