nao

スタンド・バイ・ミーのnaoのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.7
ずいぶん前に何度か観てるけど、
確実に、歳を重ねてからのが グッときた。

憶えてなかったけど、
映画の題でもある、「スタンド・バイ・ミー」は 物語のほんとにラストの部分から エンドロールで流れる。
言うまでもないけど、ストーリーと主題歌は めちゃすばらしい相乗効果を生んでいる。
( 観終わってから、メロディが頭んなか離れない ♪ )
劇中で流れてくる音楽は、少年たちが聴くラジオからだったり、冒険の途中で口ずさんだり、ストーリーの中に溶け込んでいて、どれも皆すごくいい!これはサントラが欲しい、間違いなく(今更!)

音楽もだけど、全体的に 古きよき時代のアメリカを象徴している作品だなと思った。
スティーブン・キングの少年時代、オレゴンの片田舎でのストーリー、不良といっても小さな町のなかでの悪さは 今からみれば可愛げがあると思えるほどだ。

そのなかで 男の子たち4人がみんな すごく 愛らしい。
なかでも 主人公と親友リバー・フェニックスの お互いを思いやり励ます会話が 胸に染みる、、
二人の それからの人生に影響を与えた と思われる大切なやり取りを せつなさとか色々な思いとともに 表現している。
後に この体験を書いている主人公が、ナレーションで云うのだけど、

(そのひと夏の冒険を指して?)
「 そこにはすべてがあった
自分たちが何者で
どこへ向かうかも知っていた 」

と 語るように
12歳の子どもであるけど、もちろん色んなことを 思い悩み考える歳であって、自分の頭の‘でき‘や 家庭の善し悪しで これからの自分の行方を見越したり、
子供であるがゆえの歯がゆさだったり、幼さだったり
もうすんごい伝わってくるから、
大人が観た方が、よりじんとくるのだと思う。


気になって、「スタンド・バイ・ミー少年たちのその後」を見てみたら、
太っちょで少し頼りないバーンが いちばんかっこよいではないか!
びっくりした ~
nao

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