ペドロ・コスタのインタビューを読んで知った異色の映画監督、カール・ドライヤー・・。
初めて観たこの作品で、その才能の特異さ、そしていかにカメラワークなどの点でも抜きん出ていたか、もの凄い監督だと思い…
子供の顔で表象するのが天才。あのやり方がなければ奇跡にならなかった。悪い言い方をすればここでカール・ドライヤーは子供に逃げたと言える。しかし映画という偽物はつねに本物それ自体にはなれず、奇跡を起こす…
>>続きを読む崇敬するIホール初代総支配人様⑩
他サイトを含めて皆さんのレビューを拝見しますと、たいてい宗教という言葉を目にします。
遠い昔は私もそう解釈しそれなりに掘り下げてみたものでした。
ただ何度か鑑賞し…
一つの家族における個々の宗教観の違いとそれによってもたらされる苦難。
無神論の長男、自らがイエスだと信じ込む次男、信仰の面で父と対立する仕立屋の娘との結婚を望む三男という絵に描いたような設定とか、…
ドライヤー③
基本的に室内劇だが、固定して撮れそうなショットもパンで回し続ける。また、時計の針や風、鐘の音など常に音を意識させる設計になっている。
文字にしてしまうとトンデモ展開でも、緻密な画作り…
(c) Danish Film Institute