ピロシキ

奇跡のピロシキのレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
4.3
信仰の薄さによって、愛する妻を失う長男。信仰があまりに厚く、自らをキリストとよぶことで家族から呆れられる次男。信仰の違う女性を愛したことで、家族から反対され結婚を認められない三男。それぞれに決着がつくクライマックスは、まさしく「神降臨」の展開。いやぁ起きたね、奇跡。

ドライヤーの映画観るたび言ってるけど、とにかくポーッと見惚れるような「神がかり」ショットの連続。モノクロなのに、まるで色彩があるかのよう。白って本当に200色あるのかもしれないとすら、思わされる。
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