ろまらん

奇跡のろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

奇跡(1954年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

長い間見たかった映画。手を開いて草原に立つこの姿に憧れてたせいか、始まってすぐにこのシーンになって、早めに来た感。
奇跡好きとしてはどんな奇跡が起きるのか期待が膨らんで、ゆっくりと丁寧な展開でもドキドキしたけど、正攻法の奇跡で自分としては期待し過ぎた感あり。自分の知識理解では宗派対立や信仰問答がよくわからず画も演劇的な感じで、もう少しうっとりできる映像が欲しかった。「裁かるるジャンヌ」のような神様を感じる画。
子どものようなイノセントな祈りと、赦し赦される人の関係は素晴らしい。優しいインガー、その寝顔の美しさ。
質素で敬虔な北欧の宗教的風土は「バベットの晩餐会」でも感じたもので、勉強になる。
コーヒータイムが多くて流石のロイヤルお揃いセット、こういう風に使われてるんだなぁと感慨深いものがありました。
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