こうみ大夫

奇跡のこうみ大夫のレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
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見方によってはカルト映画だろ、これは笑
異なる宗派の二者が聖書によって和解する。これはまさにキリスト教のプロテスタント的奇跡だと思うのだが、ヨハンネスが戻り復活の奇跡を起こすというのは、どうなんだろうか。しかしながら聖書の話と完全にオーバーラップさせてる辺り、皮肉が強い。信仰とは何なのかという問題と強く関わると思う。聖書(神の言葉)と祈りに立ち返ることが信仰なのか、それとも奇跡を待ち続けることが信仰なのか。キリスト教への強い批判を含みつつ、なんともぞっとする内容だとクリスチャンの僕には感じられた。これが上映可能だった1955年は凄い。
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こうみ大夫

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