映画漬廃人伊波興一

奇跡の映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
-
隠匿と推薦の欲望が同時に体内に宿りそうです。カール・テオドール・ドライヤー「奇跡」

映画には推奨や誘惑をもたらす力がありますが同時に隠匿の欲も宿します。

私にとっては例えばフリッツラングの『スカーレットストリート』や溝口健二の『噂の女』ジャックタチの『プレイタイム』三隅研次『桜の代紋』などがあり初めて出逢えた悦びだけは能うかぎり孤独に味わいたく他人と共有したくございません。
そしてこの『奇跡』もまさにそんな一本。ここのfilmarksのレスも140本程度で本当に良かった。