上海十月

奇跡の上海十月のレビュー・感想・評価

奇跡(1954年製作の映画)
3.5
2022/8/27
久しぶりに本作でいいね👍がついたので、いろいろ思い出す。本作を会社の社長アメリカ人に勧める事があり。全くの無神論者である自分に「あなたは、キリストを理解している。」と言われ恐縮する。全く理解してないが概要知っているだけでも世界と近づく事ができる。日本では、「奇跡」だが原題は、「言葉」と言うと深く頷き「聖書に、その言葉がある。」言い出す。ウーン、深いと言うか色んなバイアスが、かかり、人は信仰を深めるんではないかと。「あなたを教会に連れて行きたい。」と。丁寧に「ウチは、神道なんで。」と断る。納得するのもキリスト教かもしれない。本作は、東ヨーロッパにおけるプロテスタントとカソリックの対立が背景にある。日本人だからわからないのも無理がないが、ダイバーシティにおいて知る必要もあるかもしれないなぁと思う出来事でした。「絶対見るよ!」と言っていたが絶対見てないネ!
2020/8/17
カール・テオ・ドライヤーは、初めて知ったデンマーク出身の監督だ。これも久しぶりに見返してみる。まーこれもまた、難しい映画。でも全体を包む静謐な感じがキリストちっく?神を信じない世の中に一石を投じる作品。これは、ヨーロッパ人には、重要な件だが、アジア人の私には、何がそんなに重要かはわからない。でも撮影スタンスと台詞を極めて制御したした言い回しは、純粋映画と言っていいでしょう。テーマは違いますが、小津に近いのかもしれない。ラストについては、言葉のついてむやみに使う現代人への批判と感じました。原題は、「言葉」。
上海十月

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