ビクトル・エリセの瞳をとじてにて
「映画はドライヤー以降の奇跡を起こしてはいない」
という台詞からどれだけの作品なのだろうと興味を持ち池袋の新文芸坐へ。
精神病と診断された自らをキリストと呼ぶ…
このレビューはネタバレを含みます
生きてる神の言葉ではなく死んだ神の言葉に心をよせる信者の矛盾を描くことで信仰について問うた映画なのでしょうか...生きた神の言葉を聞いた挙句暴走して地下鉄にサリンを撒いた教団のトラウマを抱えた国の子…
>>続きを読む初ドライヤー。全編ほぼ室内劇で、とことん静謐なカメラワークが続く。そんな中、中盤のワンカットだけカメラが登場人物の周りを回るドリーショットになるのが鳥肌だった。
キリスト教を勉強しすぎた結果、狂っ…
インガーの葬儀は、棺を中心に据え、線対称に椅子が配置されているカットから始まる。淡い光の差すシンメトリーの構図に、ドライヤーの、このシーンに懸ける気合いを見て、こちらも椅子に座り直した。室内の各所に…
>>続きを読むエリセの新作『瞳をとじて』で、「ドライヤー亡き今、映画で奇跡を起こすことは不可能だろう」という台詞があった気がします。
ちょうどドライヤーの『奇跡』が映画館で上映されていたので、この機会に観ることが…
宗教的モチーフは正直、なんだか良くわからないのだけど、画の美しさに驚く。
もう一度観たいなぁ。
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ということでカール…
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