宗教的葛藤が描かれていてずっと重苦しかったが、最後の最後で息をつけてとりあえずほっとした。なんだかんだ言ってお父さんもピーターさんも良い人でよかった。
個人的にはインガーがお父さんに言う台詞、「大…
以前の復刻上映で勉強のために『裁かるゝジャンヌ』を見て、まあこんな感じかと思っていたのですが、その後何人かの評論家の方から”ドライヤーと言えば『奇跡』”というのを聞き、さらに直近で見たビクトル・エリ…
>>続きを読むこういう瞬間、あるよね。自分が神を信じてないことでバチが当たるんじゃないかと不安になったり、自分の今までの信仰が誤りだったんじゃないかと揺らいだり、ただのイエスキリストの真似をする精神障害者かと思い…
>>続きを読む上映後に「素晴らしかった」と言ってる人が何人かいたが、僕には何が素晴らしいのか全く分からなかった。いいところでさえ分からない。ずっと会話劇で退屈で中盤までずっと睡魔に襲われていた。終わりら辺はBGM…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
長い間見たかった映画。手を開いて草原に立つこの姿に憧れてたせいか、始まってすぐにこのシーンになって、早めに来た感。
奇跡好きとしてはどんな奇跡が起きるのか期待が膨らんで、ゆっくりと丁寧な展開でもドキ…
カール・テオドア・ドライヤー セレクション vol.2で『奇跡』を観た。詩人で劇作家のカイ・ムンクによる原作の劇構成を忠実に再現しようとしているのなら、その詩性はどこにあるのかと長回しによって生じる…
>>続きを読む前半はけっこうダルいが、終盤はなんかもうひたすら恐い、というか観てはいけないものを観てしまってとり返しがつかない…という気持ちになる。ラスト、崇高で美しい瞬間なのかもしれないが、とにかくなんかゾッと…
>>続きを読む主が与え、主が奪う。
宗教一家の日常を描く。
カール・テオドア・ドライヤー監督作を初鑑賞。
あらすじとか何も見ずに観るべき映画。
タイトルの通り”奇跡”について多く触れられる。祈っていれば奇…
めちゃめちゃ良かった。劇場でみれてよかった。
キリスト教を真正面から扱って、ここまで嫌味なく説教臭くなく、詩を現出させた作品ってなかなかないと思う。
場面ごと丁寧に会話劇が紡がれる長回しの見せ方…
(c) Danish Film Institute