「死ぬまでに観たい映画1001本」デンマークの半島部で農場を営むボーエン一家の物語。デンマークの半島部には何度か行ったことがあるが、確かにこんな感じの生真面目な人も多いような気がする。冬に家にこもり…
>>続きを読む「信じる者は救われる」と言うけれど、やはり「信じること」は難しいのである…。
それも突然自分の子供が、イエス・キリストの生まれ変わりだなんて言い出したら、そう簡単に信じられるはずもない。
全体的に…
ドライヤーやベルイマンの魅せるファンタジーが素晴らしいのは、空間の厳格さを大前提として”それ”が成り立っているからだと思っている。人物の静謐な導線や配置、格調高い陰影によって、絵の真面目さと物語の奇…
>>続きを読むキリスト教への各人の向き合い方と、それを巡る他者(家族を含む)との関係性を軸に、終始リアリティのある家族ドラマが展開されていった末に、最後の最後は「そうくるんか!」の一言でした。というか、「そうくる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
いろいろな人から「傑作」の声が聞こえて来ていた映画だったので観てみたが、ブッチャケ、自分には「面白くないのだが、つまらなくもない」という感じの映画だった。
自分の事をキリストだと思っている頭イカレ…
正直何度も眠くなっては一時停止して、何日か後にまた再生というパターンを繰り返した理由に、映画の大部分を占める登場人物の会話のやり取りの思考パターンの難解さと宗教的な内容、尚且つ「古臭くて分かりやすす…
>>続きを読む所有DVD再鑑賞。クリティカルエディション版。
非現実から現実を通過させ、超現実としての説得力を備えさせてしまうドライヤーの真骨頂。懸念分子であった三兄弟が一瞬にして僥倖を得、宗派を越えて心が融解す…
シームレスに左右にパンする長回しのキャメラは室内のアクションをそこに交流する人々のエモーションとして沸き立たせ、止まっていた時計の針が動き出すラストシークエンスにおいて棺桶が瞳を獲得する奇跡によって…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute