家督を継いだとはいえ十七歳前後の若武者伊達政宗を、貫禄がつき過ぎた片岡千恵蔵抜擢には無理があったのだが、後年の粗製濫造気味東映時代劇水準の稲垣浩監督の凡作。或いは、永井右近役の水島道太郎が政宗をやる…
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史上初めて眼帯をつけた今作1942年大映による若き伊達政宗、片岡千恵蔵。戦後アカデミー賞やらヴェネチアでグランプリなど獲る稲垣浩ですが、戦前の作品の方が逸品の多い印象。千恵蔵政宗は随分ほっぺがふくよ…
>>続きを読む白黒の稲垣浩はマキノに並ぶくらい素晴らしい、は言い過ぎとしても良い作品。
千恵蔵の政宗は年を演技で完璧にカバーしててスゴい。
父と家臣へ戦の在り方を語る場面の血気!
馬で疾走する場面の主観カメラ、狙…