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『ノック・オフ』に投稿された感想・評価

【無茶苦茶しとる】

木曜洋画劇場の予告にて「ヴァン・ダムが香港で筋肉フィーバー!!」の名言を残したことで有名な本作。歴史の授業より早く香港のイギリスからの独立を学びましたが、本作は独立記念日の花火みたいな盛り上がりを見せる。特にヴァン・ダムの人力車レースのシーンは「これぞ、ますらをぶり!」と思わせる。トラックのコンテナを駆け上がるシーンとかね。おまけに靴底抜けてしまうけど、本作も底抜けてる部分が多分にあり、クルマが壁突き破って飛ぶとかロケットランチャーで飛んでく人とか。これは祭り映画なのでだんじり祭的な見る側も参加する気合いが必要な部分もある。でもヴァン・ダムが素敵と許せてしまうところ含めてヴァンダムミングアクションだろう。
週末は機動戦士ヴァン・ダム!
というわけで、またまた土曜の貴重な夜を、ジャン・クロード・ヴァン・ダムさんの映画を観て消費しましたよ!

銀河股割コンテスト優勝者になる予定のヴァン・ダムが今回挑む敵は、模造品の中に超小型爆弾を隠して世界中を脅迫しようとたくらむロシアン・マフィア!
ヴァン・ダムは元模造品密輸業者で、現在はジーンズ会社の香港支社で働く運動神経抜群のチャラ男という無茶な設定。
しかし、チャラいけれど「家族」の絆を大切にするという役どころを意外にも無難にこなしていたりして、彼の成長を感じさせてくれますね。

監督が「香港のスピルバーグ」という今となっては恥ずかしいんじゃないかと思える異名をもつツイ・ハークで、アクション監督がサモ・ハン・キンポーなので、本作はヴァン・ダムを主役に招いた香港映画って感じ。
なので、序盤の人力車レースのハチャメチャさなど、アクションはもろに香港テイストです。
脚本は「ダイ・ハード」や「コマンドー」、そして「バトルランナー」のデ・スーザが書いているんですけど、中盤までは登場人物も多く、話がうまく整理されていないので、なんとなくゴチャゴチャしていて全体を把握しにくいのが難。どうした、デ・スーザ?!
もっとも、これはツイ・ハークの妙に凝り過ぎた演出のためかもしれませんけれど(苦笑)。
ビカビカしたCG使うイメージの強いツイ・ハークですが、本作は特に必要でない部分にもCG使ったり、変なショットを無理矢理に挿入したり、カットを細かくわりすぎていたりと、スマートさが全然感じられないのが個人的に気に入りませんでしたね。せっかくの「勢い」を殺してしまうカットが多かったと思います。
「これカッコいいだろ?」と、作り手だけが満足しているような画は、作り手のエゴイズムでしかないと思いますがね。

香港返還が背景にあってもあまり関係なかったり、思わせぶりに登場した女刑事も使い捨てだったり、最後までサッパリ分からない設定もいくつか散見されたり、とにかく雑なつくりが目につきました。
それが香港式といってしまえばそうなんですけどね(苦笑)。
マイケル・ウォンは必要なキャラだったのか?
主人公の友情の描き方が中途半端で、これならもっと相方のトミーをフィーチャーしてバディものみたいにした方が良かったのではなかろうか?
もっとシェイプすれば、ヴァン・ダム自体は悪くない感じなので良くなったと思うだけに残念な出来映えでした。

アクションに関しては、さすがはサモ・ハン・キンポーといった感じで魅せてくれるアクションが満載。
ヴァン・ダムの動きにもまだまだキレがある頃なので、自慢のキックも目にもとまらぬ速さで惚れ惚れします!
終盤のコンテナ船でのバトルは、濡れた床をつるつると滑りながら次々と敵を射殺してゆくヴァン・ダムなど、格好良さと笑いを見事に両立させた優良アクションが展開されて嬉しくなります。
ただ、ロシアン・マフィアのキャラがたっていないので、中ボスみたいなのを倒しても「で、あいつ誰だったっけ?」で終わってしまうのが勿体なかったですね。
全員、雑魚キャラにしか映らない(汗)。

ラストは、まるで特撮映画みたいに合成された大爆発を背景に「俺たちが組めば最強!」みたいになってましたけど、キャラクター自身に力がないので高揚感とかが薄いまま終了というか。
やはりキャラクターは重要なので、香港警察やCIA側はもっと簡潔で良いから、ヴァン・ダムとロシアンマフィアの対立に的を絞って描けば良かったと思うんですよね。

唯一、香港返還を祝う花火がネタとして機能するギャグオチだけが、大雑把な本作にお似合いのオチでしたよ。
笑えはしませんでしたが・・・

しかし、ヴァン・ダムの脂がのっている頃の映画ですので、最近の年とった彼しか知らない方や、ヴァン・ダムけっこう好きだけどこれは未見だったという方には、ヴァン・ダムが香港アクションに挑戦しているという点だけでもマストだと思いますので、そういった意味でオススメしておきます。
反対に、ヴァン・ダムに興味ない方には、ただの一山いくらのアクション映画にしかみえないと思いますので近寄らないほうが無難ですYO!


セルDVDにて
自身が売っていたパチモンジーンズに小型爆弾が仕掛けられていたヴァンダムは、香港で繰り広げられるCIAとロシアンマフィアの闘いに巻き込まれていく…?ザッとこんな話ですがちゃんと観てても理解できているのか曖昧で、B級アクション映画にありがちな「逆に難解なストーリー」になっていました。後の『ファイナル・レジェンド』と同じようなジャッキー色の濃いヴァンダム映画に仕上がっていて、全体的にコメディタッチなドタバタアクションが続くのですが僕がヴァンダムに求めているものとは違ったようで、正直全く好きではない作品でした🫢

まず冒頭シーンから出てくる本作特有の謎ズーム演出がすごく苦手で「これ本編始まってからも連発されたら困るなぁ…😅」と思っていたら、やはりガッツリと連発されてしまい大ダメージ…。この編集に(あとは銃で撃たれた時の無駄に壁まで吹っ飛ぶような演出とかも含めて)乗れるか乗れないかもこの映画を楽しむ上でのキーポイントになってくると思います。

それに加えてアクションシーンの位置関係が本当に分かりづらい!サモ・ハン・キンポーが武術指導をしているだけあってヴァンダムの体技は終始素晴らしくて、特にラストのコンテナ戦での水を利用したアクションなどは見ていてとても楽しいのですが、敵も味方もどこで何のために行動しているのか釈然としない状態が続いてしまい、結果的にヴァンダムってそんなに活躍したかなぁ?と首を傾げたくなりました(そもそもただのチンピラまがいのヴァンダムがCIAと一緒に任務をこなして格闘戦にも1番長けているのがおかしいけども…)。

そしてヴァンダムとコメディテイストな映画の相性についてですが、個人的にヴァンダムの笑いが1番活かされるのは「特別笑いを狙ったシーンではないのにヴァンダムの異様な行動や表情だけで緊張が緩和されて笑える瞬間」だと思っているので、ガッツリとふざけた演出や笑いを狙ったセリフを言われてもあまりピンと来ないところがあります。最近絶賛した『ブルージーン・コップ』や『マキシマム・リスク』で随所に見られたクスッと笑える描写は上記の条件を満たしていたので個人的にどハマりだった訳です(ツイ・ハーク監督×ヴァンダム主演作の1作目『ダブル・チーム』ではコメディ要素をデニス・ロッドマンが全て引き受けていたため、ヴァンダムの良さがちゃんと活かされていました)🙌

小学生の時に木曜洋画劇場のあの予告を観て以来かなり期待していた本作ですが、ハードルを上げ過ぎたためなのかかなりショボンとした後味に落ち着きました。そもそも作品の雰囲気からしてそこまでの熱量を持って観るのではなく、もっと軽い気持ちで鑑賞した方が良かったのかもしれません…。こういうタイプの映画は雰囲気を分かった上で再鑑賞してみると案外良さに気付いたりするので、その時が来るまではしばらく距離を置こうと思います😇

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