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ビッグ・ウェンズデーのTJのレビュー・感想・評価

ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)
3.5
西海岸に数年に一度、水曜日にやってくる世界最大の波「ビッグ・ウェンズデー」に憧れる若者たちの成長。

多感な時期を共に過ごし困難に立ち向かう中でも、一貫した友情とサーファーの美学が鏤められた、ストリングスがよく似合う青春作。

ジャン・マイケル・ビンセントはじめ数人の主要人物の描き分けがとても良い。ジャック(ウィリアム・カット)の成長した渋い姿にはめちゃ感動させられました。何も言わなくてもそこに波があればまた集まれる特別な関係が素敵。

3人の憧れ・兄貴的存在のベアーもまた良くて…マットがやさぐれた時も見放さず、立場が逆転してもまたその関係は変わらないのは同じ波に憧れた戦友だからですね。

CGでなく実写の波の迫力、それを乗りこなす実力に興奮!

全編通して大事なシーンこそ多くは語らず、波乗りで見せる演出が実にニクいのです。
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