ねび

ビッグ・ウェンズデーのねびのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・ウェンズデー(1978年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

サーフィンを通じて、大人への登竜門を見事に描いています。やんちゃで輝いていた青春時代。サーフィンの上手い3人組が主人公。中でもマットは、同年代からも後輩からも崇拝されるサーファー。10年に1度来る伝説の波に乗る事を夢見て、毎日をお祭り騒ぎで楽しく過ごしていた。ただ、時はひたすら過ぎて行く。戦争で徴兵される者、仮病で逃れる者。仲間はそれぞれ自分の道を見つけて去って行く。現状維持のマットは取り残されます。マットの迷いと葛藤が身につまされる。
楽しかった日々には、戻れない。
先に進むには、大切な思いを捨て去らなければならない。その苦しみが痛いほど解る。
映画ラストで、待ちに待った大波に挑んだことで、マットは自己の思いを精算できたのか?
いろいろと考えさせられる映画です。でも、男の友情やラストシーンには感動します。
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