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竹取物語のcsmのレビュー・感想・評価

竹取物語(1987年製作の映画)
5.0
両者名優だってわかってますよ、わかってますけど演出が悪いの時代が悪いの?三船も若尾もド下手すぎて最高。アレアレアレがない!→裏のゴミ捨て場、酔って家間違えたナ、それよりアナタ勝手にひとの家に入って…、屋根の上の皆さん!、また竹細工に精を出すかァ〜と雑竹割に気絶芸、カヤを追って吐息とも嗚咽ともつかぬいつもの若尾様のやつ。2人の名場面だけで疲れるし小朝で竹田くんだが、浮世離れした沢口靖子と中井貴一の生真面目さがガッチリ支えて俄然鹿鳴館がみたくなる。難題に答える特撮魂でおもかじ、龍はいた、からのザパーンと海に打ち上げられるザンバラロン毛で焼けた髭面の貴一ってそれ絶対みたいやつ。素潜り貴一のあの瞬間の客席の一体感、浅いから玉もすぐ見つかって良かった。それでも黄金?御簾をあげよのへーちゃんはウッチャンの、岸田今日子はとんねるずのコントにしか見えぬ。当時考え得る最高峰のUFOに吸い込まれる靖子を祝福するクリオネエンジェルちゃんたちの80s目元、光るキーホルダー欲しい。そしてそれが蓮の花になり真ごころ…仏…尊…思わず心の中で手を合わせてたら三船もしっかり拝んでた。そんなフジテレビ臭が爆発する瞬間のステイウィズミ〜♪にみてるこっちも爆発しそうになる、姉妹坂並みに。沢口靖子最高。ワダエミの眼福衣装の中でもへーちゃんの合わせ良かった。リニューアルで音良くなったのか大ホールに響く余韻なしのsong for KAGUYA、でもこれ角川だったらなんか走り出したいほど5万点だったかも&リセな嘉葎雄ちゃんに傷だらけの勲章並みの活躍期待してしまったが、ありもしない夏休みの超大作気分で何日も楽しみにして行ったし、お母さんいたんですかと変なタイミングで自己紹介する中井貴一に園井さんの影を見る。浅はかでした〜←若尾文子マネで。
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