77点(100点満点中)
〈脚本〉36/45点
色々と考えされられる映画だった。ジョンが見世物小屋から脱した後でさえも、様々な点で再び見世物になってしまうのは皮肉だが、人間の醜い真理なのかもしれない…
このレビューはネタバレを含みます
19世紀末、ロンドン。医師トリーブスは、街の見世物小屋で象人間と呼ばれていたジョン・メリックに出会う。研究のために彼を病院で生活させるが、やがてメリックの知性と純粋な心に触れ、人間らしい交流が生まれ…
>>続きを読むジョンには想像力があった。彼は大聖堂を作り上げていた。でも、バイツたちみたいな、自分の私利私欲、瞬間のことしか見えてない連中は誰もジョンの心中を想像しようとはしなかった。彼の方が美しい人間だよ。
帰…
デイヴィッド・リンチ監督の名作、エンディングを忘れてしまっていたので観直し。好奇な目や興味本意な行動がピュアな魂を傷つけていく切ない話。今でいうところのSNSの誹謗中傷とかもそうだし、何十年も前から…
>>続きを読むなんやろう
形容し難いこの感情
エレファントマンは結局のところ、見世物じゃなく人間として見てくれたのだろうか
世間の目からは、気持ち悪い怪物から可哀想な人へと若干変化していってたけど
何処まで…
リンチはしばしば天才・鬼才と評されるが、本作は普遍的な主題をあつかい、しっとりと抑えられている印象がある。確かにテンションが最高潮に達するシーンの狂気を感じることはあったが。基本的にはヒューマニスト…
>>続きを読む