薄

エレファント・マンの薄のレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.0
あえてモノクロで撮った理由がよく分からないけど、時代性を表現したんだろうか。クレジットを見るまであの医者がホプキンスだと気付かなかった。若い。

メインテーマはメリックの純粋さと彼を喰い物にする人々の醜悪さの対比で、ジャンル的にはシザーハンズあたりが近いところにいそうだが醜悪さの表現がかなり強烈なのが特徴。現実の醜悪さから目を背けずに撮ることがリンチの矜持だったのかもしれない。特別であることの重さや苦しさに付いても考えさせられた。

気になってimdbやrottentomatoesを見たら、偽善に付いて触れる人の割合が日本人の方がずっと多く、そこら辺も日本人らしさが出ているような気がして興味深かった。
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