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エレファント・マンのかのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
2.9
作中で築かれた交友もジョンの奇怪な容姿を抜きには成立していないのがなんとも皮肉だった
医師とジョンの関係は差別的な意識を超越したかのように描写されてたけど、結局のところジョンを特別視していない人物は障害者だと見なした上で献身的に世話をしていた看護師だけだったようにも思う

偽善も差別も根源的な意識は似通ってるということを上手く表現できてて考えさせられたし、周囲の視線さえ無ければ自分もどっちの側に立つかわからないような危うさを覚えた
か