吉良吉影

エレファント・マンの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

エレファント・マン(1980年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

リンチの『イレイザーヘッド』では奇形をネガティブなテーマで扱ったが、今作はどちらかというとポジティブ寄り...か?。
人と異なるビジュアルは時に「普通」とはかけ離れた存在として社会から拒絶され差別の対象となる。初対面で第一印象は見た目で判断すると言うが、それほど人間にとってのビジュアルとは大事な要素なのだろう。
ティム・バートンの『シザーハンズ』やデヴィッド・フィンチャーの『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のような外見のせいで社会で苦労する点で似ている。しかし、これほどまでに客観的に自分の外見的な醜さを理解して、なおかつ色々な人に対する想いが強いのは今作ならではかもしれない。
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