ノノ

エレファント・マンのノノのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.8
ジョン・メリックの気の毒な人生を追うだけでなく関わる人間の心情がよく描かれてるところに魅力がある。メリックを訪ねた女優に続いて彼を見ることが社交界の流行になってしまうところが人間の醜さ。奇形の人間を餌に金を稼ぐ人、計らずしも有名になってしまった人、彼の周りでは人間の本性が恐ろしいほど顕になる。一番幸せで最高なときに、もう嫌な思いをしないで済むように自殺を決め枕を動かすシーンの苦しさ。
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