名人芸のような高廣のキョトンな鈍感ぶり、リタイヤしてこまめに家事をこなす父の織田政雄、隙あらば父より家父長の波効かせたがる長男の石浜朗、定期便の仕事の汗を水道で流す美しい川津さん…大好きな男しかでてなくて幸せ松竹ありがとー。バリバリ独り言、マシンガントーク通常営業の盲目の乙女鰐淵、姉と兄の結婚相手探しに夢中になるおせっかい鰐淵、からかわれて落ち込む鰐淵、デートではしゃぐ鰐淵、あっけなく失恋、それでも前向きな鰐淵。最高のヒロイン鰐淵。映画館でた後に歩きながら歌い出して、探しに来た姉の鳳八千代が後ろから一緒に歌うシーンがよかった。ボヤけた文字がピーンって焦点合っていくクレジット。ボート乗ってパリだセーヌ川だ言ってた公園はどこなんだろう。あのロープの乗り物も気になる。名前は熊雄、ベアさんこと高廣のクラシック喫茶つくし、あの三輪自動車で自家製ケーキも卸してるのか。

ボヤーッからのピント合いを繰り返して、もしもピアノが弾けたなら今すぐあの体勢で太田胃酸（ユニマットレディース？どっちだっけ）の曲真似して弾くでしょう。父親と恋人繋ぎの先走り鰐淵素晴らしい、日傘杖にして。こんなドラマ色々あったよねって思いながらの勝手に大黒柱石濱、時計の職場でも有名な読書嫌いのメンツ人間。鰐淵に買ってくるのは特価品のババブラウス。帰宅知らせる咳払いに応えるは着物もはだけてアイロン忙し織田政おとーちゃんと鳳八千代姉ちゃん。トラック野郎川津さんの輝きに目が潰れる上裸の水浴びにショパン族集う高廣の喫茶店つくし。お砂糖ふたーつねってミルク入れて優しくされたら、そんで三輪トラックでガタゴト家連れてかれたら😭桃子ちゃんもビビるほど泣くし、伴淳とかの三本立てにいるしかない。つくし成功しすぎだしホクロ見えるほど顔近付けちゃうセーヌ川気分の夢のデートどこ。一流喫茶に香り強めの百合とか置きやがってこの野郎。

盲目だが独り立ちを夢見る末娘と案じる父姉兄。

皆暖かい🥲

鰐淵晴子さん、可憐だなぁ。松竹入社一作目にして難役。ノンちゃんから4年程しか経ってないんですね。
初恋の人ベアさん(田村高廣)が終始兄のように彼女と接する様子が微笑ましくも切ない。