このレビューはネタバレを含みます
プロレタリア文学から転向した後の作品といっても根は変わらないのだろう…片岡鉄兵の通俗小説の映画化。後半。ブルジョワへの批判が随所にあるとも読めるような。かといって労働者が出てくるわけではなく。貧しい…
>>続きを読む前篇朱の巻は謎多きメロドラマで、しがない大阪の会社員上原謙が、東京の紡績会社重役奈良真養の娘高杉早苗と、大阪の仲人業岡村文子の娘高峰三枝子との三角関係で、大阪に家出した高杉と駈落ち状態に、割って入る…
>>続きを読む〖1930年代映画:小説実写映画化:メロドラマ:松竹〗
1937年製作で、片岡鉄兵の小説を実写映画化のメロドラマの後編らしい⁉️
どちらかというと…前編からは、尻つぼみ的になったかなと感じた作品でし…
艶な悩ましげなお顔に綺麗な字、瞳から溢れ落ちる一粒の涙…そして命を絶つ。
高峰三枝子の大阪弁もいいが、ただ高杉早苗と三枝子の役が逆だったらもっと良かった。どう考えても、三枝子の方が東京の令嬢役に適し…