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ワン・モア・タイムのtacobuellのレビュー・感想・評価

ワン・モア・タイム(2015年製作の映画)
3.6
脇が甘くて、隙だらけな映画。

なのに、とても、愛おしい映画。

クソみたいな父親、クソみたいな人間、クソみたいな娘、それが自分。
儚い音楽芸能から逃れられない、アル中で、性にだらしない、そんな父親と、そっくりな自分。
息子みたいな娘による、エディプスコンプレックス。

ウォーケンにしか演じられない父親、アンバーハードのうた声。

小さな映画、冬の木漏れ日に照らされた小さな映画。
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