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バンパイア・イン・ベニス
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『バンパイア・イン・ベニス』に投稿された感想・評価

Cem

Cemの感想・評価

5.0
死を望みながらも処女に愛されることでしか本当の死を手に入れることができないヴァンパイアの悲哀を描く♥:*

水の都ヴェネツィアを歩くキンスキーが美しすぎる✨
"処女の愛" でしか倒せないっていう設定もロマンチック🥺💕
キンスキー登場のたび大袈裟に盛り上げる音楽も素敵すぎて大好き
ゴシック調の建物も仮面カーニバルも、大量のスモークもゴンドラも何もかもが美しい!夜のヴェネツィアを真顔でゆっくりと歩き追いかけてくるキンスキーはまじで怖い
クラウス・キンスキー主演「ノスフェラトゥ」(1979)の続編として企画されたが、制作過程で変更が繰り返され別物になった耽美的吸血鬼映画。全編ベニス(ベネツィア)ロケ。主題曲はヴァンゲリス。

吸血鬼研究のカタラノ博士(クリストファー・プラマー)はべニスの名門カニンス家に招かれ、この家に代々吸血鬼の呪いがあることを知る。その頃、死んだはずのノスフェラトゥ(クラウス・キンスキー)がべニスに出現、カニンス家のマリア(アン・ネクト)に魔の手を伸ばそうとしていた。。。

ベニスの古い街並みと吸血鬼の組み合わせがベストマッチで雰囲気は最高。映像は美しく屋敷の美術もゴシックなムードにあふれている。なのだが、主役であるはずのカタラノ博士がなんと途中退場してしまう。演ずるのは「サウンド・オブ・ミュージック」(1965)のトラップ大佐役が有名なクリストファー・プラマーで、とても良い演技をしていたので残念。そして、それ以後からシナリオは破綻していき何とも中途半端な終幕を迎える。

これは狂人キンスキーによる製作事故案件では?と、調べてみたところ案の定だった。監督が二回交代し最終的にはプロデューサーのアウグスト・カミニートが自ら初監督、キャスト陣もキンスキーの我がままにより途中交代を余儀なくされ、そうこうしているうちにスケジュールも予算も破綻。結局、取り終えたフィルムを再構築して現在の形になったとの事。本作のキンスキーは“永遠の命を持つ強姦魔”のようだった。人知を超えた理不尽な恐怖を体現していたとは言える。

中盤までの耽美ゴシックなロケーションと映像の美しさは格別なので、それだけでも観る価値はある一本。
よつゆ

よつゆの感想・評価

4.6
『吸血鬼ノスフェラトゥ』をヴェルナー・ヘルツォークがリメイクした『ノスフェラトゥ』にて、吸血鬼を演じたクラウス・キンスキーが、本作でも同様に吸血鬼を演じた作品。
意外と『ノスフェラトゥ』との繋がりもあったので、事前に観ておいて良かった。

ヒロイン枠は『ノスフェラトゥ』のイザベル・アジャーニの方が好きだけど、全体を通してロマンチックで、キンスキーのヴァンパイアの見た目もよく、舞台ヴェネツィアの効果もありすべてが最高だった…!

不死身のヴァンパイアが求めるものは死、そしてその死は処女の愛によってのみ与えられる。
様々なコンフリクトが交錯し、キンスキー演じるヴァンパイアと美しき処女の運命から目が離せない。

これほどの名作がVHSのみとは…。