何故ここまでスコセッシ作品の中で評価されていないのかが分からない。
人が話す時の生感が半端じゃない、出発地点と到着地点だけを決められ即興で何度も何度も取り直したのが良くわかる。
デニーロ演じるジミーのぶっ飛び具合に引っ張られまくるライザミネリ、しかし価値観や考え方が全く違う二人は生活だけではなく音楽においても反発し合い、手を繋いだハッピーエンディングとはならない。ラストの「ハッピーエンディングズ」はどこか幻想的で現実世界を皮肉った構造になっており完璧な締めくくり。
ジョージルーカスにハッピーエンドにすれば売れると言われた通りにしなくて本当に良かった。(DVDの特典で見れる)
この後のレイジングブルに繋がって行く映画としてもスコセッシ色が出ているマストすぎる一本
傑作
