とらキチ

チャンピオン鷹のとらキチのレビュー・感想・評価

チャンピオン鷹(1981年製作の映画)
2.8
日本で今作が公開された当時、自分は小学生でサッカー少年団に所属しており、TVCMで流れてきた、まるでバスケのように次々とサッカーボール⚽️を籠に蹴り入れて片付けるシーンに衝撃を受け、みんなでマネしてチャレンジした記憶が未だ鮮明に残っている。そんな懐かしき思ひ出の作品を今回初鑑賞。
カンフー映画のオープニングといったら、ホリゾントバックの演武が定番だけど、今作ではまさに現代の“フリースタイルフットボール”の源流とも言える演武を見せてくれる。
“脚技”のユン・ピョウ主演のサッカー映画なだけに、“脚”にこだわった画作りで物語が進んでいく。劇伴も“The 80年代!”なアレンジでカッコイイ。サッカーの試合なのにルールを無視して次第にバトルロワイヤルとなってしまうのはご愛嬌。
でもストーリーが進むにつれ、香港映画の悪いところがどんどん露わになり、最後は本当に“脚”を賭けた、文字通り“泥試合”となる。もう、ラストのオチがブラックというか酷すぎる!もし公開当時の小学生時代に観ていたら、確実にトラウマになっただろうなぁ…
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