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必殺!III 裏か表かのABBAッキオのレビュー・感想・評価

必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)
3.8
 1986年工藤栄一監督。必殺の劇場版3作目。バブル前夜の時代、金融屋を中心としたストーリー。川谷拓三が金融屋を脅して逆に殺害される腐敗同心、その妻の松阪慶子は実は闇の仲介屋の娘で事件をきっかけに仲介屋を継ぐというちょっと珍しい配役。成田三樹男、伊武雅刀、岸部一徳ら共演も豪華。正直脚本は粗があり、中途半端に終わる印象だが、中村主水の殺陣は存分にあり、藤田まことという俳優の力量を見ることができる。水攻めに会う成田三樹夫とか、伊武雅刀の怪演と松阪慶子の立ち居振る舞いとか、何人かの仕事人の最期とか、色々見所はあった。
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