猿山リム

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐の猿山リムのレビュー・感想・評価

4.0
 スターウォーズを最初(Ⅳ)から追いかけて、ようやくⅢ。
 これ、完結を謳っているのね・・・って事は・・・Ⅸで再び完結したけど、またⅻで更に完結する未来もあるのかしら。

 Ⅰ~Ⅲはアナキンの物語。
 1から観始めて数字通りに鑑賞した人と、公開順に観た人とで、全く違う物が見えていそう。
 そういうのを狙っていたわけではないだろうが、結果そうなるであろう事は意識はしていたであろう作り。
 多分、ここから4・5・6をもう一周観れば、全く違う物が見えてくるとも思う・・・が、時間ないんだよなぁ。
 でも、折角だからこの新しい環境で観たいなぁ。

 アナキンがこうなって、自然に4に繋がる構成は素晴らしい。
 個人的には、こういう映画は公開順に観るべきと思っていたけれど、この作品に限って言えば、ナンバリング順に観るのもアリかもしれないと思った。
 そして、6まで行ったら1から3を振り返るのも面白いかと。

 スペースファンタジーであり、サイエンスフィクションではない。
 そう割り切って鑑賞すると面白い。
 所謂SFと思ってみると・・・。
 内容については敢えて深くは語らず。
 この作品単体で観るのは非常に勿体ない。
 1・2若しくは4・5・6・1・2と鑑賞した後に鑑賞してください。
 
 ジェダイの教えは仏教の神髄と前作悟ったが、今作はキリスト教的な悪魔の囁きが・・・。
 これは、作品に宗教的なテーマを持たせているのではなく、宇宙を舞台にしたヒロイックファンタジーなので、ファンタジーにつきもののテーマが取り入れられた結果な気がする。
 物語をよくよく吟味すると、結構説教臭いことを伝えているはずなのに、そういう胡散臭さが抜けているのが絶妙だと思った。


 わたしの買ったDVDではオーディオコメンタリーと特典ディスク付き。
 よくある、身内を褒めるメインのメイキングなどが中心。
 ネットなどを利用した宣伝番組的な物。
 一応ゲーム版の紹介も。
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