春とヒコーキ土岡哲朗

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐の春とヒコーキ土岡哲朗のレビュー・感想・評価

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ただただ、観てしまいます。

オープニングの宇宙シーン、飛び交う二機の目線でアトラクションのように映画の世界へ。強くなったアナキンはオビ=ワンをたしなめる瞬間があるくらい精神的にも成長している。だが、パドメと生まれてくる子を自分の力で守りたいという純粋な愛が、喪失への恐怖となり、オビ=ワンへの嫉妬となり、力への欲求となり、暗黒面に堕ちる。

パルパティーンが正体を明かすところやアナキンの闇落ちに関わるところなどのドラマ部分、描写はあっけない感じもするけど、ストーリーは面白い。
パルパがオーダー66を発動して、コーディがこれを了解した瞬間のゾクゾク。

最後の2大バトル。アナキン対オビ=ワンと、ヨーダ対パルパティーン、どちらも最高。アナキンの「I hate you.」。一番、アナキンの転落を感じた瞬間。

クワイ=ガンの修行や、C3の記憶、双子の育て親など、先に作られたオリジナル三部作の伏線回収であると同時に、今後のフリをしている状態でもあるのが前日譚ならではの面白さ。