とらキチ

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のとらキチのレビュー・感想・評価

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久しぶりに「ファントム・メナス」をスクリーンで鑑賞し、その勢いでEP2も観たので、プリクエル・トリロジーの〆の3作目も鑑賞!
これまで過去5作品では、それなりに抑えられた文章表現だったオープニング・クロール。でも今作ではいきなり「War!」なんて言葉から始まるから、当時は面食らったもの。その言葉通り、戦闘機による空中戦(宇宙空間だけど💦)から始まり、敵艦船に乗り込んでの近接戦闘、ライトセーバー戦と、まさに“War!”
それにしてもパルパティーン最高議長、大局で見れば、言わば“自作自演”のはずなのに、あんな感じでジェダイ2人に振り回されながらも一生懸命逃げてるのが、逆になんだか微笑ましい。結局のところ“プリクエル・トリロジー”とは、アナキンが闇堕ちする物語であるとともに、パルパティーンが、いかに周りくどい方法で“銀河皇帝”にまで成り上がるかの物語でもあるから、皇帝陛下に対して「なんか、いろいろとご苦労様です」っていう気分にもなってしまう。
そして“アナキン闇堕ち&ベイダー卿爆誕!”への道。そりゃあ、上司からあんな処遇をされたら反発したくもなるし、グレちゃうわな…って思いになってしまうし、いくらジェダイといえども“力”を持つことに対してどうあるべきか?というようなことを考えさせられる。闇堕ち後の、ヘイデン・クリステンセンのお芝居は素晴らしかったし、ベイダー卿のヘルメットが被されるところはカッコ良かった。それにしても“オーダー66”が発せられた際のジェダイ達のやられ方が、あまりにもお粗末過ぎる。
いよいよ出番もセリフも皆無となったジャー・ジャー・ビンクスだったけど、善意とはいえ結局ヤツが陰謀に加担したことには変わりないので、やはり許せないし要らない!
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